うつ病と大学院生の日記

大学院在学中にうつ病を患った一人の人間。そんな凡人が書く日記。

15.締め切り前夜

表題の通り、この文章は締め切り前夜に書いている。というか、当日。そう、ゼミ直前の徹夜っていう状況。締め切りあるあるだ。現在、深夜の3:30を回ったところ。

 

こんなとこで油売ってないで作業しろよ!!という声が聞こえてきそうだが、今しか残せない言葉があると思う。まぁ正直にいうと頭が完全にショート、パニックに近い状況にある。非常にマズいだと思う。文章にするといかにも冷静なように思われるだろうが、冷や汗で服はずぶ濡れだし、指先が小刻み震えている。心臓は小動物なみのスピードで鼓動していて、顔の油は火をつければ今にも豪炎をあげそうだ。涙がでる。目が回る。頭が痛い。抗うつ剤の効果が切れているのが何となく分かる。

 

今日一番驚いたのが、ストレスで吐いてしまったことだ。急な吐き気を抑えられず、便所にかけこんで胃の中のものを吐き出した。嫌なオレンジ色をしていた。

 

なぜこんなにも悲しくなるのか。。。不甲斐なさか?自信のなさか?いや、答えははっきりとしている。先生が怖い。これに尽きる。過去に聞き続けた怒鳴り声が、いくつも頭の中でフラッシュバックする。

 

先生に恐れおののきながらも、9月までやってきた。最終提出まであと三ヶ月。思い返せば何度中退を考えたことだろうか。何度逃げ出したいと思ったことだろうか。何度、死にたいと唱えたことだろうか。

 

消えてなくなりたい。だけど、逃げなかったからこそ、今の苦悩がある。

 

もう休むべきか。体が限界を訴えている。今の精神状態では戦えない。だけど、戦うしかない。プライドは捨てろ、恥を覚悟しろ、馬鹿にされても平気だと思え、大学院なんかよりも自分の体と心は一生ものだ。そう自分に言い聞かせながら、あともう少しだけ頑張ったら、睡眠薬飲んで寝る。大丈夫、きっと大丈夫だ。