うつ病と大学院生の日記

大学院在学中にうつ病を患った一人の人間。そんな凡人が書く日記。

14.人に会うこと

うつ状態が続くと、外に出ることはおろか布団の中から這い出すこともままならない。じっと布団の中で、1日が終わるのを待っているだけ。制作なにも進んでない…進捗がない…ゼミ怖い逃げたい…という思いと、陰惨な過去の体験が妙にフラッシュバックする。先生の怒号、叱咤、罵倒、人格否定などなど。

 

そういう状態で日々を過ごしていると、調子が良いとき、活動時間の全てを制作(あるいは研究)にあてたくなる。焦りからくるものかもしれない。元気なのだから、遊ぶなんてもってのほか。生活リズムだけは守りながら、起きている時間は全て卒業のための活動に割いてしまう。

 

だけど、なんか違うと思った。元気でいるときこそ、遊ぶ、というか心を自由にしてあげるべきではないかなぁと思ったのだ。今まで、友人との約束はことごとく断ってきたけど、もっと人と会う時間を大切にしたい。長い目で見れば、今やっている制作or研究なんて、あと4ヶ月程度で終わるもの。しかし友人との繋がりは、自分が生きていく上で一生くっついて離れないもの。少しだけ広い視点で自分のちっぽけな人生を眺めると、人と会う時間こそ優先してしかるべき大切な時間なのではないかと気付いた。まぁもちろん、会う元気がなければ断ってしまうし、制作or研究の時間を無下に減らしていいとも思っていないが、それでも、もっと積極的に人と会って、色々話して、遊んだ方が有意義に生きていけるのではないだろうか。

 

そんなわけで、先週と今週は友人と会う時間が多かった。三日程度、寝込んでしまう日もあるけど、元気なときはもっと人に会いたいと思った。現実逃避と言われてしまえばそうだけど、やっぱり人との繋がりは大事にしていきたい。