うつ病と大学院生の日記

大学院在学中にうつ病を患った一人の人間。そんな凡人が書く日記。

13.休むこと、休み方

今週は体調が優れず、週初めはほとんど布団の上で過ごしていた。やらなければならないことは確かにある。だけど「それが正しい方向に向かっているのか」「無駄なんじゃないか」「何の意味があるんだ」とネガティブ思考に脳みそが完全征服されてしまい、「何が分からないか分からない」状態まで落ち込んでしまった。落ち込んで無意に流れていく時間によって、更に自己嫌悪という厄介ものが上乗せされる。

 

今日は病院の診察日だった。概ね、2週間に1度のペースで通っている。先生に「落ち込んだときは、どうやって休んだらいいですか、休み方が分かりません」と率直な思いを伝えたところ、

 

「休む時間をタスクだと考えると良いと思います。休む時間を無駄と考えない。少しずつ良くなっていきますから、無理せず安静にしていて大丈夫です。」

 

とのこと。何となくだけど気持ちが少し楽になった。風邪をひいたら床に伏せるのは当然だし、骨折したら安静にしておくことが大切。うつは目には見えないから、怠けてみえてしまう、当の本人もこれは甘えじゃないか、って思ってしまう。だけど、休んでいいんだ。心が宿る体を大切にしながら、調子が悪ければ素直に休んでいい。休むことが仕事。

と、まぁ考えることは簡単だけど、実際の行動に移すのは結構な勇気が要る。頑張らない勇気というか。勿論、体を休めている間にも差はつけられてしまうけど、そんなの関係ないだろうな。他人がどうとかじゃなくて、自分は自分。卒業することが目標。他人よりも偉大な功績を残したいわけじゃないし、褒められたいわけじゃない。恥をかいたとて、泥まみれになったとて、どうしても修了したい。なんとしてでも。

そんな感じで、少しだけ気力が湧いてきたので、本でも読もう。処方される薬は増えてしまったけど、落ち込むことはない、と自分に言い聞かせる。