うつ病と大学院生の日記

大学院在学中にうつ病を患った一人の人間。そんな凡人が書く日記。

03.逃げ道

昨晩、とてつもない不安に襲われた。 いい年してこんなことも分からないのか、後輩の方が断然優秀じゃないか、ちゃんと考えて行動しているか、いつか先生に言われそうで怖くなった。何も積み上げてない、一貫した思考がなされてない、肝心なポイントを見失いがち。考えれば考えるほど、不安や焦りは膨れ上がりパンクしてしまいそうになる。

いつも自分の逃げ道を探している。四六時中、真っ暗なトンネルを歩かされている感じがして、足が棒のようだ。ちなみに僕は、修士2年だが就職先は決まっていない。修士制作を提出した後に就職活動を始めるつもりだ。

就職が決まっていないことには不安はない。将来についても同様だ。環境が変われば心境も変わるし、周りのレベルだって今ほど高くない。目下、焦燥感を感じるのは「無事に修了できるのかどうか」だけだ。僕はいわば卒業マシーン。卒業し、この地獄から逃れるためだけに生きている。

人生は長い。まだまだ始まったばかりだと思う。だから、卒業したらしたで、その後のことはその後の自分が決めることで、今はこの状況を打開することだけを考えている。気楽といえば気楽かもしれない。だけど、時折逃げ道を探してしまうのだ。

自殺をしたいとは思わないが、休息の時間が欲しい。学校のことなんて考えなくて済むくらい。そうだな、一週間くらいどこか遠くに出かけたい。行動を起こせばいいのだろうが、多分、無理だろうな。2週間に1回のペースで行われるゼミを、更に1週間先延ばしにしてほしいなんて。絶対「その1週間で何かヒントを見つけてこい」とか言われる。

まぁ悩んでいても仕方ない。僕は卒業マシーン。来週のゼミに向けて、何とかアイデアと結果をひねりだそう。大丈夫。焦らない。5ヶ月後の自分は、きっと笑っているから。