うつ病と大学院生の日記

大学院在学中にうつ病を患った一人の人間。そんな凡人が書く日記。

06.日常生活

備忘録ついでに、日常のことを綴っていこうと思う。

僕が所属する研究室は、ネットにあがっているようなブラック研究室じゃない。コアタイムなんてないし、固定で始業と終業みたいなシステムもない。シンプルに、一週間ないしは二週間おきにあるゼミだけ、参加する必要がある。建築やデザインの研究室はほとんどそんなものだと思う。部屋に閉じこもったってアイデアは出ないことが多いし、フィールドワークやサーベイの時間を考えると、フレキシブルに研究室を使えた方が良い。まぁあと、建築系の教授や准教授は、自分の事務所を構えていることが多いので、学校にいること自体稀、ということもある。一々学生の面倒だけは見ていられないし、先生達の仕事は論文を書き上げることじゃなく、建築作品をつくることにあるから、学校に入り浸って学生を監視するなんて状況は生まれにくい。

そんなこともあって、学校に縛り付けられている、毎日学校に通っている、というような日常ではない。じゃあ何をしているのか?

自分は、落ち込みが激しいとき、基本家で寝ていることが多い。寝ているというか、横になっているというか、小さく縮こまっているというか。携帯を片手に、元気になるような言葉や、同じ症状で苦しんでいる人の記事を見ながら、何とか精神を保っている、みたいな感じだ。端から見たらさぞ気持ち悪いと思う。ご飯もあんまり食べていないし、実際の睡眠時間もそんなに長くはない。そんな状況が三日とか四日続く。

元気なときは、学校に行っていることが多い。そこでイメージスケッチを描いたり、根拠となる論文を見つけたり、本を読んだり、模型をつくってみたり。だけど、昔のようには手が動かないし、思考もメチャクチャだ。それでも、何とか形をつくっていこうとする。

こう、日常を記事にしていると、なんと贅沢な野郎だって言葉が聞こえてきそうだが、どうか勘弁願いたい。