うつ病と大学院生の日記

大学院在学中にうつ病を患った一人の人間。そんな凡人が書く日記。

23.もうダメだ

もうダメだ…もうダメだ…何回唱えたか分からない。最近の精神状態はとてつもなく安定していない。朝起きれば吐き気と眩暈、風邪かなぁって思うくらいに体がダルい。昼になれば体調は落ち着くものの、心の乱れが激しい。。。もうダメだ…もうダメだ…と頭の中がパニックになっていることが分かる。

 

手は震えるし、涙は出るし、変な汗が止まらない。研究室の隅っこで、自分が涙を流しているなんて、誰も知らないだろうなぁ…弱っている姿をみられたくないというプライドと、ちょっと察して優しくしてほしいなっていう甘えが混ざり合って、もうどうしたらいいか分からない状態。

 

ご飯も喉を通さなくなった。というか食欲がない。寝るのも怖くなった。目覚めればあの吐き気がくるのかとか、憂鬱な朝(たいていは昼)を迎えないといけないのかとか考えだすと、睡眠薬さえ飲むのをためらう。かといって、寝ないでいれば頭は動かないし、体だって弱ってくる。食欲なし、睡眠欲なし、例外なく性欲もなし。何のために生きているのか分からなくなっている。今この時点、文章にはしているものの、頭はほとんど動いていない。何を書いているんだろう。。。

 

分からないことが分からないという最悪な状況に陥った。しかし提出まであと一ヶ月を切っている。途方にくれる。最近は毎日泣いている気がする。親の声も、診療科の先生の声も、右から左へ流れていく。僕はなにを作っているんだろう。僕は何が楽しくて今の生活を送っているのだろう。久々に、死にたいと思ってしまった。死ぬ方法を探してしまった。

 

これはまずい。休息をとりたいところだが、にっちもさっちもいかない状況なので、とにかく手を動かすしかない。今までの人生、全てをフル活用して、ゴミみたいな作品になっても、提出だけはしないといけない。

 

豪速球じゃなくても、変化球じゃなくても、キャッチャーにさえボールを届ければいい。アイドルの始球式なみにへなちょこボールだって、バウンドしたって、なんなら歩いて手渡ししたって、届けばそれでいい。あと何回か恥をさらすだけ。罵倒と叱責に、あと3回くらい耐えれば、晴れて卒業。うん、そう考えよう。良いものは作らなくていい。いい加減なものじゃなければ、それでいい。うん、それでいい。